こんにちは、テンパです!
みなさんは電報を打ったことはありますか?
テンパは、遠方の親戚のお葬式に出席できなかったため、弔電を送ったことがあります。
祝電の経験はありましたが、お葬式への電報(=弔電)はわからないことだらけだったので、今回は、その時に調べた弔電の送り方についてまとめたいと思います。
目次
弔電って「どこ」へ「いつ」送ればいいの?
一般的に弔電は、親類やお世話になった方の訃報を受けて、その方のお葬式(お通夜、告別式)に参列も代理人を立てることもできない場合や、法事に参列できない場合に、遺族へお悔やみの気持ちをこめて送るものです。
どこへ送ればいいの?
送り先はお葬式が執り行われる場所です。
ですので、会場が斎場の場合は斎場へ、自宅の場合は自宅へ送ります。
香典を出したい場合は、弔電とは別に送ります。
香典を香典袋へ入れ、現金封筒と呼ばれる現金書留用の封筒に入れて、自宅へ送ります。
郵便局で販売している現金書留用の封筒は、お札を入れるのにちょうどいいサイズと、のし袋が入る大きなのサイズの、2種類があります。ちなみに価格は両方21円です。
香典を出す場合は、大きなサイズを選びましょう。
いつ送ればいいの?
お通夜の日の午前中に届くように、前日には手配を済ませましょう。
それに間に合わなければ、お通夜当日中(告別式の前日)には届くようにしてください。
それにも間に合わないのであれば、弔電を送るのは諦めて、後日お悔やみの言葉を直接伝えるのが正式なマナーです。
それが難しければ、手紙(お悔やみ状)を送ります。
弔電は、お通夜・告別式(=お葬式)に参列できない場合に、手紙よりも簡易的に取り急ぎで送るものなので、お葬式が終わってから自宅などへ送るのは、失礼にあたります。
お悔やみ状とは
お葬式に参列できない時に、初七日(基本的に亡くなった日から数えて7日目に行う法要のこと)までに送ります。
ただし、お葬式から時間が経ってから訃報を知った場合は、できるだけ早く送りましょう。
お悔やみ状は、手書きにします。
弔事やお見舞いの場合の手紙は、白無地に縦書きで送ることがマナーです。親しい間柄でも同じです。
また、香典を出したい時は、お悔やみ状と香典を同封して自宅へ送ります。
お悔やみ状と、香典を入れた香典袋を、のし袋が入る大きなのサイズの現金書留用の封筒に一緒に入れます。
手紙の方が丁寧な印象ですが、香典を出さないのであれば、はがきに一文を書いて送るのもオススメです。
弔電を打つ前に確認しておくこと
事前にこれさえわかっていれば、漏れはありません!
- お葬式(お通夜、告別式)の日時
弔電のリミットはお通夜の日の午前中。
最低でも告別式の前日中です。 -
お葬式の場所の住所
お葬式を執り行う場所。斎場か自宅。 -
お葬式の場所の会場名
送り先が斎場の場合に必要です。 - お葬式の場所の電話番号
- 宛名
喪主宛に、フルネームで送るのが一般的です。●喪主の名前が分からない場合
「故○○ ○○(故人のフルネーム)様 ご遺族様」または、
「故○○ ○○(故人のフルネーム)様 遺族ご一同様」などとします。●喪主以外の友人・知人へ送る場合
喪主宛が基本ですが、喪主以外の方宛にも送れます。
「△△ △△(喪主のフルネーム)様方 □□□□(友人・知人のフルネーム)様」
「◇◇(斎場名)気付 □□□□(友人・知人のフルネーム)様」などとします。 - 故人と喪主の続柄
メッセージを書く際に必要です。 - 相手の宗教
仏派か、神式かを確認します。
メッセージを書く際に必要です。
- メッセージ
自分で文章を書くこともできますが、各会社で用意された文例を利用して送ることが多いです。NTT東日本の電報は、電話申し込み(115)ですと、オペレータが例文を提示してくれるので、相談しながら決めることができます。
- 差出人(自分)について
弔電を受け取った方が、喪主との関係を理解しやすいよう、住所・氏名・電話番号など記載した方が良いです。また、親戚関係ではなく個人的に送る場合や、会社から複数人で送る場合、連名で送る場合などは、差出人の後に括弧書きし、故人や喪主との間柄も記載した方がより親切です。
弔電を送る方法
ひと昔前はNTTや郵便局で電報を打つことが主流でしたが、現在は電報サービスを提供する業者がとても増えています。
申し込み方法の主流も、電話からインターネットを利用する方が多くなっています。
ただ弔電は、届かないなどの間違いが絶対にあってはいけないものですので、NTTの電報を信頼して利用する方が大多数だそうです。
弔電の費用ってどのくらい?
安いものは約5百円から、高いものは1万円を超えるものまで様々です。
お線香や供花付きなど、台紙とのセット内容によっても大きく変わりますし、台紙自体が高級な素材のものもあります。
また、文字数によっても値段が変わりますので、それぞれよく確認した方が良さそうです。
様々な電報サービスをご紹介
【 NTT東日本、NTT西日本 】
NTTでは、電報のことをD-MAILと呼びます。
お線香やプリザーブドフラワーとのセットなどもあります。
●インターネットでの申し込み
24時間受付けています。
●電話での申し込み
受付時間は8:00から19:00まで、年中無休、通話料無料。
専門のオペレーターさんが対応。相談しながら決めることができるので、初めての方も安心です。
・電話料金との合算で支払う場合
115
・クレジットカードで支払う場合
0120-759-560
【 郵便局 】
郵便局では、電報のことをレタックスと呼びます。
全体的に渋めで、種類は少なめです。
【 VERY CARD 】
佐川急便の100%子会社が運営しています。
種類が豊富で、低価格です。
【 でんぽっぽ 】
KDDIグループが運営しています。
マイメロディやポムポムプリンなどのぬいぐるみ電報や、日本初のAR(拡張現実)付き電報もあります。カードを開いて、スマートフォンやタブレット端末をかざすと、ARアニメーションが始まったりする機能などがあり、SNSでも話題になりそうです。
【 ほっと電報 】
ソフトバンクグループが運営しています。
2m近くあるバルーン付き電報や、リラックマのぬいぐるみ電報などがあります。
【 ハート電報 】
プリザーブドフラワーや絵ろうそくのセット電報などがあります。
【 For-Denpo 】
西陣織や会津塗、純金電報などがあり、ベーシックながらもこだわりたいという時にオススメです。
【 e-denpo 】
生花やプリザーブドフラワーとのセット電報などがあります。
【 電報屋のexMAIL(エクスメール) 】
普通の台紙のほか、表紙裏表紙が加賀蒔絵・山中塗りの漆芸台紙などもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
弔電は性質的に間違いが許されないものですので、送るタイミングや日付、宛名など、注文する前によく確認することが重要です。
その他にも細やかな気遣いが必要ですが、流れを理解しておくと、いざ必要になった時に大変役に立ちます。
各会社にって、電報サービスも様々なものがありますが、自分の気持ちに沿った素敵なものを見つけてくださいね。
参考になると幸いです。
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