こんにちは!テンパです。
最近家族にワンちゃんやネコちゃんがいるお家がとても多いですよね。
テンパの家にもチワワのチーがいます。
そんなワンちゃんネコちゃんも、大切に育てられて寿命が延びるにつれて、人間と同じように病気にかかり、動物病院へ通うことが増えています。
高い治療費に備えて、ペット保険に入る方も多いですよね。
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チーも複数の持病があって、毎月病院へ通い、飲み薬を処方されています。
毎日飲まなければならない薬は錠剤が多いのですが、投薬回数が1日1回のものや、朝と夜2回のものもあります。
ごはんは、缶詰めの療法食を朝と夜の2回食べているので、錠剤をごはんの上にポイっと乗せておけば、特に嫌がることもなく、ごはんごとぱくぱく食べてくれていたんです。何年間もずっと、そうだったんです。なんてお利口なワンコでしょう!
ですが最近・・・突然薬を食べてくれなくなってしまいました!!
急にどうしちゃったの!?
そのうえ、不信がってごはんすら口をつけてくれなくなってしまい、めちゃくちゃ焦りました。
ワンコには良くないことは知っていますが、食パンを薄く剥いだものに薬を包んだり、犬用ボーロをあげている時にどさくさに紛れて食べさせたりと、様々な努力をしました。
ですがテンパの全てを疑い始めたチーは、みごとに薬だけ吐き出してしまって、最終的にテンパの手から何も食べてくれなくなってしまったんです。
目次
救世主! その名は『ピルポケット』
困ったテンパがあれこれ考えて思い出したのが、かかりつけの動物病院の受付に「ご自由にどうぞ」と置いてあった、薬をあげる時の補助おやつ(?)のサンプルでした。
チーは動物病院が大嫌いです。ガクガクブルブルで呼吸もゼエゼエ、こちらが心配でドキドキするほどの状態になってしまいます。
そんな中でおやつをあげても普段は食べないのですが、試しにその補助おやつを1個いただいてあげてみたら、引くくらいガツガツ食べたんです。
アレを使ったら食べるかも!と、早速動物病院で買ってきました。
それが『ピルポケット』でした。
開封済みです、すみません。
動物病院ではサンプルを袋から出して置いてあったため、どこのメーカーの商品かなどは知らずにいたのですが、こちらの『ピルポケット』、どのワンちゃんも狂ったように(失礼)食いつくという、あの『グリニーズ』を作っている会社さんが出しているものでした!
『グリニーズ』は、スタンダード商品の『成犬用』の他にも『カロリーケア』、『エイジングケア』、『穀物フリー』、『口臭ケア』、『目の健康維持』の合計6種類もあるようです。知りませんでした!
チーにもたまに『グリニーズ』をあげるのですが、大きな目をさらに見開いて一心不乱にかじり始めるくらい大好きなので、「だからあの食いつきだったのか!なるほどね~」と、妙に納得しました。
『ピルポケット』ってどんなもの?
薬が苦手で投薬することが困難な子のために作られた、投薬を補助してくれるトリーツです。種類は、「犬用」と「猫用」の2種類あります。
真ん中に穴が開いていて、そこへ薬を隠して閉じ、ワンちゃんや猫ちゃんに与えます。
しつけの際のご褒美にあたるものです。なので、おやつ(食べ物)に限らず、おもちゃだったり、飼い主さんに褒められることも含んだ、その子が喜ぶもの・ことを指します。
『ピルポケット』って何で出来ているの?
主原料は100%自然素材を使っています。
第一主原料はワンちゃんもネコちゃんも大好きなチキンなので、食いつきがとても良いです。
ワンちゃん用 | |
---|---|
原材料 | チキン、小麦粉、小麦グルテン、コーンシロップ、タンパク加水分解物、ヒッコリースモークフレーバー、グリセリン、保存料(プロピオン酸)、pH調整剤、増粘安定剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
保証成分値 | タンパク質:11.0%以上 脂質:10.0%以上 粗繊維:1.0%以下 灰分:3.0%以下 水分:31.0%以下 |
代謝エネルギー | 9kcal(1個あたり) |
ネコちゃん用 | |
---|---|
原材料 | チキン、小麦粉、小麦グルテン、植物性油脂、コーンシロップ、乾燥チキンレバー、タンパク加水分解物、グリセリン、保存料(プロピオン酸)、pH調整剤、増粘安定剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
成分値 | タンパク質:11.0%以上 脂質:9.5%以上 粗繊維:1.0%以下 灰分:3.0%以下 水分:31.0%以下 |
代謝エネルギー | 3kcal(1粒あたり) |
香りが強い!
触ると、燻製のような香りが染み付きます(笑)。
ワンちゃんネコちゃんにとって美味しそうな強い香りなので、それが薬の独特なにおいをカットしてくれるんじゃないかな、と思います。
『ピルポケット』の内容量は?値段は?
チーのかかりつけの動物病院では、1,120円(税抜)でしたが、病院によって設定価格が少し違うと思います。
以下はネットでの参考価格を載せていますが、それにプラスして送料がかかる場合が多いです。
通っている動物病院で購入できるのであれば送料分がかからないで済むので、そちらの方がお安いと思います。
普段フードやおやつなどをネット注文されている方は、『ピルポケット』の取り扱いがあるネットショップでまとめ買いするなどして送料無料の対象になると、お安く手に入るのではないでしょうか。
【内容量】90g、標準30個入り。
【1袋の参考価格】749円(税抜)~ ※2019年4月調べ
【内容量】45g、標準45個入り。
【1袋の参考価格】1,000円(税抜)~ ※2019年4月調べ
『ピルポケット』の口コミまとめ
中には「うちの子は口をつけてくれなかった」といったり、「すぐ飽きてしまった」というものもありましたが、「助かった!」といった高評価がほとんどでした。
『ピルポケット』の大きさってどのくらい?
実際に買った「犬用」ひと粒を、袋から出してみました。
うちにはネコちゃんがいないため、「猫用」のレビューができなくてすみません。
つまようじと比べてみました。円錐台形です。
定規で測ってみると・・・
※大きさは個体差があります。
けっこう大きいので、中型犬や大型犬に向けのサイズに感じます。
このサイズのままの『ピルポケット』を、チーのような2kgサイズのチワワといった小型犬に与えようとすると、けっこう大きいのでは、と思います。
小型犬への与え方
小型犬でも飲み込めないことはないと思いますが、高齢だったり、弱った子にあげるとしたら、万が一喉に詰まらせてしまわないか心配になりますよね。
それに、大きいと噛んでしまうかもしれないので、せっかくくるんだ中の薬が出てきてしまって、「台無し」になってしまうかもしれません。
そこでテンパは『ピルポケット』を適量ちぎって、薄く平らに伸ばして、薬を一つひとつくるんでいます。
『ピルポケット』は軟らかくて粘土のようなものなので、成形し直すこともとても簡単にできます。
ただし、チーのような食いしん坊だったら極薄にしても大丈夫ですが、においに敏感な子には少し厚めに作ったり、薬を触った手で『ピルポケット』を成形しないようにするなどの工夫が必要だと思います。
ネコちゃんは、ワンちゃんほど個体差がさほど大きくないと思いますが、小柄な子には小さくしてあげた方が安心ですよね。
オススメ!簡単な成形方法
『ピルポケット』が手にくっついて薄く伸ばすのが難しかったり、手に香りが付くのが嫌、という方には、ラップに挟んで伸ばしてから、薬をくるむ方法がオススメです!
与える薬が複数個ある場合は、押し潰す時に縦長に伸ばしていくと、使いやすくて便利です。
また、粉薬を入れて与える飼い主さんもいらっしゃるとのことです。
さて、チーへの投薬は成功したか!?
結果は・・・大成功です!!
動物病院でいただいたサンプルをばくばく食べた時と同じように、『ピルポケット』でくるまれた薬を、嬉しそうに食べてくれました。
薬をくるんでいると、ごはんそっちのけで「ちょうだいちょうだい」と来ます。もはや 『ピルポケット』 ごはん になってしまったようです。
余談。こんな商品も見つけました!
『PE ペティッツ』というシリーズで、『ピルポケット』と同様に投薬補助のトリーツです。
こちらはワンちゃん用のみの販売ですが、尿石症・心臓・腎臓用療法食の子向けの『ミネラルコントロール』と、食物アレルギー・皮膚炎の食事管理が必要な子向けの『低アレルゲン』の二種類があります。
『ミネラルコントロール』の方がチーにドンピシャのため、とても気になっている商品です。『ピルポケット』の次に試してみようかと考えています。
また、実家のワンコが皮膚炎なので『低アレルゲン』が合うんじゃないかなと検討中です。
こちらも送料がかかる場合が多いです。
【内容量】32個入り。
【1袋の参考価格】828円(税抜)~ ※2019年4月調べ
※パッケージが順次リニューアルされているようです。
【内容量】32個入り。
【1袋の参考価格】828円(税抜)~ ※2019年4月調べ
※パッケージが順次リニューアルされているようです。
あとがき
一時ごはんも食べてくれなくなってしまったチーですが、体に合っている療法食なので、コロコロと変えるわけにもいかず、困り果てました。
昔から何でもパクパク食べて、ごはんの時間が何より楽しみな子だったのに、その楽しみを奪ってしまったことが申し訳なくて、途方に暮れてしまいました。
現在は、成分が体に悪影響がないかなど色々調べて、小さく切って煮たじゃがいもやにんじんをごはんに少量トッピングしたりしています。
人間も同じですが、食べれなくなるとすぐに弱ってしまうので、何とか食べてくれないかと奥の手で、少量の『ピルポケット』を小さくちぎって、ごはんに混ぜたりもしています。香りが強いので、釣られて口をつけるようになりましたが、それでも以前のように完食とはいかなくて、半分ほど食べて後から少し食べて結局残す、というような状況です。
もう少し切羽詰まったら、鶏胸肉のトッピングも考えています。
薬でも気にせず何でも食べていた子でも、ある日突然食べなくなることがあるんだなぁ、と今回勉強になりました。
飼い主さんとしては体のためであっても、ワンちゃんネコちゃんにとってはヘンなものを食べさせられてつらい気持ちになり、飼い主さんへの気持ちが少し変わってしまう子もいるかもしれません。それは飼い主さんにもその子にも、とても悲しいことですよね。
お互いに薬の時間が少しでも楽しい時間になって、変わらない信頼関係を保てたらいいな、と願ってこの記事を書きました。
そして、毎日の大変な投薬時間を変えてくれたメーカーさんに、心から感謝いたします。ありがとうございます!