こんにちは!テンパです。
突然ですが、テンパの大好物はスイカです。
食べ物で何が一番好き?と聞かれたら、「スイカ!!」と答えます。
ですが、桃も大好きなんです。というかフルーツ全般に目がないです。
だけどスーパーで買う桃って、当たりと外れの差が大きくないですか?
せっかく意を決して買っても、値段の割に甘くなかったり、渋かったり・・・。
「糖度高いって書いてたから買ったのに~」と恨めしい気持ちになったことは数え切れません。
そんな悲しいムダ買いがなくなるように、甘くておいしい桃をゲットする方法や、上手な追熟方法、簡単にカットする方法などをご紹介します。
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目次
桃の部位
桃は、果梗部(ヘタ側)よりも、果頂部(先端側)の方が、甘みが強いです。
また、縫合線の周りは甘みが弱いです。
おいしい桃を選ぶコツ
桃は非常にデリケートなフルーツです。
桃がよく履かされている白色やピンク色のネットは「フルーツキャップ」という名前で、傷み防止を目的としています。
店頭で選ぶときも、ぎゅっと押してしまうと、その部分がつぶれて傷んでしまうので、やめましょう。
★ 等級 ★
桃には品質の基準になる等級があります。判断基準は、糖度・大きさ・見た目などです。
地域によって若干の違いはありますが、大体は上記の図のように分けられます。
判断基準が厳しいので、「秀」以上になると全体量自体が少なくなります。
中でも、最高峰の「特秀」は希少価値が高いため、値段も高く、「ブランド桃」として贈答用に最適です。
「優」は「秀」と味がほとんど変わらないことが多いのですが、傷がついてしまったり、大きさが満たなかったりしたものです。
おいしいのに値段が手ごろなので、自宅用には「優」がおすすめです!
★ 糖度 ★
2015年に「世界で一番甘い桃」としてギネスの世界記録に登録された、大阪府岸和田市包近町の農家さんが生産した「まさひめ」という品種の桃の糖度が22度以上だったりしますが、一般的に甘い桃とされる糖度は、11度以上のことが多いです。
また、スーパーのフルーツコーナーで「糖度〇度!」というポップをよく見かけませんか?それを参考にして好みのものを探すのも良いですが、実はもっと良い選び方があるんです。
それは、糖度を「光センサー糖度計」で測った桃です!
通常糖度を測るには、採った桃の中から何個か選びとり、その果汁を糖度計に垂らして測ります。その平均値を「糖度〇度」と表示しているわけです。
ですが光センサー糖度計は、フルーツに光を当てるだけで糖度を測ることができる機械なので、桃を傷つけないで済みますし、それぞれの桃の正確な糖度を測ることができるんです。
ですので、ポップで糖度のほかに「光センサー糖度計で計測」などの文言があれば、ハズレ桃の確率がぐんと下がります。
ただ、手間と費用がかかっている分若干お高めです。
値段は大体2玉で980円のことが多いです。
★ 香り ★
香りは、甘くて強いものを選んでください。良い香りの桃はおいしいです!
★ 形 ★
上から見たとき、縫合線を境にして楕円形で、左右対称のものが良いとされています。
形が良いということは、栄養が均等に行き渡っている証拠だったりします。
★ 色 ★
全体的にきれいに色づいていて、色ムラがないものが良いとされています。品種にもよりますが、色づきが濃い方が甘いと言われています。
黒っぽい色のものは未熟でかたいことが多いです。
また、果梗部(ヘタ側)が、きれいな乳白色であることと、果頂部(先端側)も同じように乳白色のものを選んでください。緑色のものはあまり熟していなく、黄色のものは逆に収穫から日が経っているものです。
★ その他 ★
- 桃は大きくても味がぼけません。迷わずおいしそうで大きな桃を選んでください!
- 皮全体にうぶ毛があること。粉をふいたように桃が白っぽく見え、しっとりとしているものが良いです。
- 桃は、太陽によく当たって育つと、甘くおいしくなります。
少々見た目が悪いように思うかもしれませんが、白い斑点(果点)があるものや、細かくひび割れたような模様があるものは、太陽にたくさん当たった証拠なので、おいしいことが多く、見つけたらラッキーです。
スーパーに並ぶ桃事情
スーパーなどで売っている桃は、流通の事情のため、熟す少し前に収穫していることが多いので、少しかためで、すぐに食べるには早いことが多いです。
ですが桃は、たとえ樹になった状態で熟しても、身はある程度しっかりとしたままのフルーツなのです。
そのため柔らかい食感が好きな方は、収穫後に身を柔らかくする工程が必要です。
桃は収穫後に「追熟」する?
実は追熟するフルーツとしないフルーツがあります。
桃は、追熟する果物です。ただし身は柔らかくなりますが、甘さが増すことはなく、収穫前と変わりません。
ただし、品種によっては熟してもかたいままの桃(さくら白桃、夢かおり、桃水、幸茜、光月など・・・)もありますので、ご注意ください。
余談ですが、以前ご紹介したスイカは追熟しません。
上手に追熟させる方法
かたい桃を上手に追熟させるには、どのような環境が適しているかと言うと・・・
- 常温または冷暗所
- 直射日光が当たらない
- 風が当たらない
以上を守ることが大切です。
食べごろになったら紙に包んで冷暗所に保存して、早めに食べてくださいね。
冷蔵庫での保存はNG
長期間冷蔵庫での保管は味が落ちていくのでおすすめできませんが、どうしてもの場合は、乾燥と風に注意してください。
桃をひとつずつ柔らかい紙(新聞紙でもOK)でやさしく包み、ポリ袋に入れて保存してください。
冷蔵庫に野菜室がある場合はそこへ。冷気が直接当たらない場所を選んでください。
そうすると、1週間ほどもちます。
かたい状態のまま冷蔵庫で保管しても追熟しないままなので、常温で追熟させてから冷蔵庫へ入れるようにしてくださいね。
食べごろの見分け方
桃の食べごろは、半日~1日ほどしかありません!
追熟させている間は、食べごろを見逃さないように注意です。
果梗部(ヘタ側)のくぼみや、果頂部(先端側)にそうっとふれて、やわらかさを感じれば食べごろのサインです。
あまり放置すると、桃自身の重さで身がつぶれてきて腐ってしまうこともありますので、気をつけてくださいね。
冷やし方のコツ
長時間冷蔵庫に入れておくと味が落ちてしまいます。
食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れておくと、味も落ちることなく、ちょうど良く冷やすことができます。
食後のデザートにするならば、ごはんを作り始めるときに冷蔵庫に入れると良いと思います。
常温が好きな方は、そのままどうぞ!
桃の皮は食べられる!
桃は皮をむかなければ食べられないと思い込んでいませんか?
桃の皮は柔らかいので、そのまま食べても違和感はありません。
皮には、抗酸化成分のポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれていますし、皮と身の間は一番甘くておいしい所です。
一般的にはあまり知られていませんが、桃農家さんの間では皮つきのまま丸ごと食べるのは常識なのだそうです。
ただしかぶりつくと桃の果汁がだらだらと流れるので、受け皿を用意するか、台所のシンクの上で食べるのが適していると思います(笑)。
人にはあまり見られたくない姿かもしれませんが、おいしいのでぜひお試しください!
お水でやさしくキレイにこすり洗いをして、ツルツルしてきたらOKなの♪
桃の簡単なカットの仕方
「いやいや、皮はいらん」という方には、簡単できれいにむく方法をご紹介します。
柔らかくなった桃をむくときはつぶしてしまいそうで難しいかもしれませんが、「おいしい食べ方」でご紹介したように、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れて冷やしておけば身が少し締まるため、むきやすくなると思います。
- 桃を水で洗い流しながら、表面の産毛を、手でやさしくこすって落とします。
- 縫合線の両端に斜めに包丁を入れ、くし形に切り取ります。
- 残りも同様にくし形切りにしていきます。
種と身の離れが悪ければ、種に沿って包丁を入れて、切り離してください。 - 身を全てくし形切りにし終わったら、端から皮をむいて、出来上がりです。
※皮をむく方向は、果頂部(先端側) ⇒ 果梗部(ヘタ側)方向がむきやすいです。
※かたい桃の皮は、カットする前に剥いてしまった方が楽です。
最初に包丁でぐるっと一周切り目入れて、それぞれ逆方向にひねって種を外してカットする方法が一般的かと思いますが、それだとうまく外れなくて桃を痛めてしまうことがあるので、ご紹介した方法がおすすめです。
実に力がかかることがないのでつぶす心配もなく、きれいにむけますよ。
カット後の変色を防ぐ方法
桃はカットして空気に触れると、茶色っぽく変色してしまいます。また、放っておくと風味が落ちるので「食べる直前にカット」がベストです。
ですが直前のカットがむずかしい場合は、カットした桃を、「 水/カップ1(200mL) + 砂糖/大さじ1 」の割合で作った砂糖水に5~10分漬けると変色を防ぐことができます。
レモン水に漬ける方法もよく聞きますが、酸味とレモンの香りがすこし残りますよね。それが好みではない方は、砂糖水がおすすめです。
万能な桃のコンポート
なかなか柔らかくならなかったり、渋みが強かったり、また逆に食べごろを逃して熟させ過ぎた桃にもおすすめなのは、コンポートにすることです。
コンポートとは、フルーツをシロップ(砂糖水)で煮たものです。作り方もとっても簡単。
また、フルーツの形を残してゴロっとした見た目なので豪華です。おもてなしの食後にもぴったり!濃厚なバニラアイスクリームも添えてもいいですよね。
コンポートの保存期限
ジャムが長期保存できる理由は、「砂糖をたくさん使っているから」なのですが、コンポートはジャムと比べて砂糖の量が少ないんです。
そのうえ丸ごと食べるジャムと違い、コンポートは煮るためのシロップまで全て飲むわけではありませんので、ヘルシーなデザートと言えます。
コンポートの保存期間は、冷蔵庫で1週間ほどです。
乾くのと傷むのを防ぐために、コンポートにしたフルーツはシロップに漬かった状態で保存してくださいね。
桃のコンポート おすすめレシピ紹介
テンパ妻が普段お世話になっているレシピをご紹介させていただきます。
煮たシロップを利用して作れるゼリーのレシピもあって、二度おいしいです!
しかも、うっかり茶色くしてしまったものでも煮ると白さを取り戻すので、見た目もきれいになりますよ!
出典: 桃色**桃のコンポート** by ラ・ランド / cookpad より
まとめ
いかがでしたでしょうか。
桃は甘いのでカロリーが高いと思われがちですが、実は1個で約80kcalとヘルシーなフルーツです。同量のおにぎりと比べても1/4のカロリーしかないんです。
また、ビタミンCとビタミンEの他にも疲労回復に効果的なクエン酸も含んでいますので、今の時期にぴったりです。甘くておいしい桃を食べて、夏バテを吹き飛ばしましょう!
参考になれば幸いです。