【 ハネムーンシリーズ 】
① ツアーを決めよう!編
② 事前に準備する事&持ち物編
③ 充実!イタリア観光・ローマ(午前)編
④ 充実!イタリア観光・ローマ(午後)編
⑤ 満足!イタリア観光・フィレンツェ編
⑥ 優雅!フランス観光・パリ編
⑦ 豪華!フランス観光・パリ&ヴェルサイユ編
⑧ ハネムーン ラスト編
⑨【番外編】海外旅行のお土産オススメ通販サイト
④ 充実!イタリア観光・ローマ(午後)編
新婚旅行の準備中、旅行中、帰国してから感じたことをまとめました。
長くなってしまったので、分割させていただきます。今回は「④充実!イタリア観光・ローマ(午後)」編 です。
【 旅行日程表 】
2日目 … ローマ(続き)
●コロッセオ
コロッセオは、約5万人を収容した闘技場で、古代ローマの娯楽施設です。
4万人の奴隷を使って建築され、日々、剣闘士や猛獣の死闘が繰り広げられたそうです。
コロッセオは外壁が老朽化し問題になっていましたが、イタリアの高級靴ブランド「トッズ」が修復にかかる費用2,500万ユーロ(約33億円)を負担しています。
イタリアの方は古き良き物が大好きで、大切にされています。
イタリアの老舗ブランドが、誇りを持って母国の遺産を守っていくというのは、本当に素晴らしいことですね。
現在、外壁の修復工事は完了して、今後は内部の通路や地下室の修復を中心に進めていくそうです。
コロッセオは子どもの頃から教科書やTVで見ていましたが、実際に見ると圧巻でした!
残念ながらテンパたちは中には入らず、横で記念写真を撮って次へ向かいました。
写真といえば、コロッセオの周辺に剣闘士の格好をした人たちがいますが、公的な方々ではありません。
「一緒に写真を撮ろう」と陽気に近寄って来ますが、撮った後にお金を請求されます。聞いたところによると、1,000~3,000円と言われることが多いそうです。
また、写真に収めただけでも「写しただろう」と同じく請求されます。
撮りたい場合は事前に値段交渉すると良いそうですが、彼らに「1,000円でいいよ」と言われ、こちらが「撮影1回につき1,000円」のつもりでいると、撮影後に「1人につき1,000円ずつだよ」と請求されて、こちらの人数分支払うことになったなどの話を耳にしました。
断ることが苦手な日本人がいいカモとして狙われているそうなので、興味がない方はご注意ください。
写真つながりで、ガイドさんに注意されたことです。
観光していると「写真を撮ってあげる」と声をかけられることがあります。
日本では「ありがとうございます!」と、何の疑いもなく自分のカメラやスマートフォンを渡して撮影をお願いするところですが、海外では初対面の人を信用するのは危ないのです。
親切を装って、渡した物を転売目的で持ち去ってしまう人もめずらしくないためです。
実際に私の友人数人が、海外でiPhoneを奪われました。
すぐに追いかけても相手は土地勘のある地元の人。小道に入られたり、バイクで逃げられたりと、見失ってしまったそうです。
警察に言っても取り返すのは難しいと言われ、結局手元に戻って来ませんでした。
カメラやスマートフォンは貴重品です。
日本国内の感覚でいると、運悪く大変な目に遭ってしまうこともあります。常に自衛を忘れないようすることが大切です。
テンパたちは写真撮影はほぼ自撮り棒を使い、たまに同じツアーの方にお願いしました。
●トレビの泉
修復中で囲われていたけれど、ローマ神話の神々の豪華で美しい彫刻に圧倒され、見とれてしまいました。思っていたよりもかなり巨大です。
周りには小さなジェラート店などのお店があるのですが、歩いていると突然どーんと泉が現れて、そのコントラストがなんだか面白かったです。
大人気の観光名所だけあってすごく混んでいて、なかなか近付けませんでした。いつもたくさんの人が囲んでいるので、静かに堪能できるのは早朝だけだそうです。
夜はライトアップされ、それも美しいそうで、見たかったなーと思います。
修復費用はスポンサーを探して出してもらうそうで、囲いのフェンスには、高級ブランド「フェンディ」の広告がたくさん貼られていました。
今回の修復は過去最大規模で行われ、約220万ユーロ(約3億円)かかり、全て「フェンディ」が負担したそうです。コロッセオの「トッズ」と同じく、素晴らしいです。
こちらはコインの伝説が有名ですね。
後ろ向きにコインを投げ入れると願いが叶うというものですが、コインの枚数によって3種類あるそうです。
1枚は再びローマを訪れることができ、2枚は大切なパートナーと一生一緒にいることができ、3枚はパートナーと別れることができるそうです。
また、コインを投げる基本の姿勢があって、「まず泉に背を向けて、右手でコインを持ち、左肩越しに投げ入れる」という方法が正しいそうです。
ちなみにこのコインたち、投げ込まれた後はどこへ行くのかというと、カトリック教会の社会・福祉支援組織に寄付されます。また、貧困層のための避難所や、無料スーパーマーケットの開設などのために使われるそうです。
イタリア政府によるとトレビの泉には、大体1週間で約150万円、1年間で約1億円が、各国の様々なお金で投げ込まれ、取り除く作業は1時間以上かかるそうです。
●昼食
ガイドさんに連れられて、近くのレストランで昼食です。
アラビアータとポルチーニの塩系の2種類のパスタ(フィットチーネ)や、ブイヤベースなどおいしかったです! が、写真を取り忘れてしまいました。
こちらの料理のおかげでテンパはブイヤベースにはまり、私はポルチーニ茸にはまって乾燥ポルチーニをたくさん買って帰ることになりました。高かったですけど、日本で買うと更にお高いので・・。
●自由行動
スペイン広場で一旦解散。その後は夕食まで自由行動です。地図を片手に、パンテオンとナヴォーナ広場を目指します。
●パンテオン
やっと辿り着きました・・!
地図の通り向かっているつもりが、無数にある小道に入り込んで、近付いているつもりが周りをぐるぐるしていたようです。途中でイタリアのお姉さまに道を教えていただき、予定の倍以上の時間をかけて、なんとか見つけました。
ツアーだし、地図があるから迷子にはならないだろうしWi-Fiは要らないよね、と言っていた自分たちを悔みました・・。貴重な自由時間、迷子にならなければ他にも楽しみを見つけられたかもしれないのに。
やはり慣れない土地ではWi-Fiはあった方が心強いです!レンタルするお店にもよりますが、8日間でも1万円ほどでレンタルできます。次回は絶対に契約して持って行くつもりです。
非常に大きなブロンズ製の扉から中へ入ると、薄暗く空気がひんやりとしていました。
クーポラの天井には直径9mの天窓があります。こちらは日時計の役割もあり、この天窓から注がれる日の光の当たる場所で、時間がわかるそうです。
約2,000年も前に建てられた巨大な美しい建造物がほぼ完全な状態で残っていて、今もたくさんの人々を魅了しています。あのミケランジェロも「天使の設計」と称賛したそうです。
中にはたくさんの聖母子像を描いたラファエロのお墓もありました。
パンテオンの前のロトンダ広場の噴水です。
ちょっと気持ち悪くて、水もきたなかったです。
●ナヴォーナ広場
パンテオンから徒歩約5分です。
細長い広場だな~と思っていたら、古代ローマ時代の陸上競技場が基になっているそうです。
中央に四大河の噴水、ムーア人の噴水、ネプチューンの噴水の3つの噴水があります。
人は多かったですが、噴水の周りの柵に腰掛けてゆったりと時間を過ごしている方が多く、静かな憩いの場、というかんじでした。テンパたちもしばらくその雰囲気を楽しみました。
周りにはおしゃれなカフェやレストランもあって、お店の陽気なおじさまが「食べていかない?」と声をかけてくださったり、とても和みました。
こちらは、巨匠ベルニーニ作の四大河の噴水です。
四大河というだけあって、ガンジス川、ナイル川、ラプラタ川、ドナウ川を擬人化した彫像です。切れてしまっていますが、真ん中にはオベリスクが建っています。
本当に繊細で美しい彫像でした。
歩いている途中に激混みのジェラート店を見つけて、入ってみました。
1,900年代から続く、ローマで一番老舗のジェラート店「ジョリッティ」です。
【 GIOLITTI(ジョリッティ)】
イタリアのジェラート店は、先にお金を支払ってから注文するのが普通のようです。
「ジョリッティ」でのジェラートの注文方法
- レジでサイズと数を言って清算してレシートを受け取ります。
- ジェラートが並んだケースの前に進んで、フレーバーを選びます。
- カウンターの中のお兄さんかおじさまに、コーンにするかカップにするかを伝えて、選んだフレーバーをお願いします。
- ジェラートを受け取り、お店を出てからいただきます。
店員さんがみんなかっこ良くてドキドキしましたが、英語や指さし注文でもわかってくれるので、なんとか買えました。
ちなみにお店の中と外に席がありますが、ジェラートだけの注文だと座れないようです。お店の目の前の通りでみなさん立って食べていたので、私たちも真似しました。
日本のジェラートは「ほんのり○○味」というような優しいお味が多いと思いますが、こちらは素材の味が前面に出たハッキリとしたお味でした。新鮮で美味しかったです。
私はナッツ系など2種類にしましたが、テンパは「色がきれい!」とベリー系2種類を頼んで、「酸っぱい・・酸っぱい・・(°q°;)」と言いながら食べていました。
かわいいアイスケーキなど色々ありましたよ。本当におすすめです。
その後はお土産の下調べでお店に入ったり、市内をぶらぶらしました。お土産は空港より市内の方が若干お安かったですが、持って歩くのは大変なので買いませんでした。
ツアーの集合場所へ向かう途中、2人ともお手洗いに行きたくなったのですが、せっかくだからカフェでお茶をして、お手洗いを借りることにしました。
ドリンクを注文して、先にテンパが席を立ったのですがすぐに戻って来て、
テンパたちが入ったカフェは、お客さんにお手洗いを貸していないカフェだったようです。でもそんなの、観光客には入る前からわからなかったんですよ~。結局ガマンです。
更に水分を摂って、集合場所へ向かうことになりました。
イタリアのおトイレ事情
観光施設以外の無料トイレは、大きなデパートくらいです。
そもそも公共トイレは数が少ないですし、無料の所もありますが、大抵はチップが必要です。有人の所はその方に渡し、無人の所は箱があるので、そちらに入れます。
地元の方はトイレでチップを払うより、カフェでドリンク代を払ってトイレを借りるそうなのですが、ガイドさんに「必ず何か注文してから借りてくださいね」と言われました。
ただ、テンパたちがそうだったように、どこのカフェにも必ずトイレがあるわけではないようです。心配でしたら、観光施設に行ったらこまめにトイレを利用したり、公共トイレを見つけたら有料でも行っておくなど、緊急事態にならないようにご注意ください。
●夕食
本場のカンツォーネ(イタリアの大衆歌曲)を聞きながら本場のイタリア料理とのことで期待していましたが、小さいテーブルを初対面のご夫婦と囲んでみっちみち相席の夕食。内気なテンパ夫婦はいまいち盛り上がれず、気疲れしてしまいました。
お料理は種類も量も少なくて、お味も微妙・・。あまりお腹が膨れないまま、ホテルへ戻りました。
⑤に続きます。